復興の歩みを進め、
原子力発電の安全を守る。
福島復興・原子力事業
復興と廃炉に全力で取り組む福島と、
原子力発電所の再稼働に向けて準備を進める柏崎。
それぞれの場所で懸命に業務に取り組む社員の姿を追う。
高野 仁央紀東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所 第一保全部 電気機器(2・3号)グループ
岡田 健杜 東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所 第一保全部 土木(第一)グループ
佐々木 大志東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所 第二保全部 システムエンジニアリンググループ
高橋 将大 東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所 第二保全部 モバイル設備管理グループ
矢野 翔大 東京電力ホールディングス 福島第一廃炉推進カンパニー 福島第一原子力発電所 ALPS処理水プログラム部 処理水土木設備設置PJグループ
松浦 直也 東京電力ホールディングス 福島本部 復興推進室 双葉町グループ
柏崎刈羽原子力発電所 事務所
柏崎刈羽原子力発電所では、
朝一番に事務所内でチームごとの朝礼が行われる。
当日の業務内容や人員配置などを
全員で一つひとつ確認して漏れがないようにし、
お互いに共有して防災につなげていく。
その後、各自でメールチェックやその日の業務を確認し、
それぞれ現場での業務へと散っていく。
福島第一原子力発電所ALPS処理水 配管設備
配管設備に異常がないかを目視で確認することから、
福島への責任を果たすための一日が今日も始まる。
配管の少しの歪みでも見逃すことは許されない。
皆が緊張感を高めていく。
福島復興本社出社/現場へ移動
双葉町の産業交流センター内にある
東京電力福島復興本社に出社。
朝礼の後にその日のスケジュールを確認してから
4、5名ずつのチームに分かれて除草作業へ。
柏崎刈羽原子力発電所防潮堤
発電所の重要設備の一つである防潮堤で、
ひび割れや損傷具合を目視で点検・計測をする。
自分たちで点検を行うことで、
点検作業の力量向上につながっている。
過去の点検記録などをもとに
新たに発見された損傷の程度を自分たちの目で確認し、
それを点検記録として取りまとめて、
チーム全員で原因分析や今後の補修計画にも活かす。
柏崎刈羽原子力発電所シミュレーター室
現在運転停止中の柏崎刈羽原子力発電所では
いざ稼働が再開されたときに備えて、中央制御室の監視、
設備の起動・停止といった
日々の運転操作を訓練することが欠かせない。
原子炉のトラブルを再現できるシミュレーター室で
事故を想定した対応の訓練を実施。
緊張感に包まれた中、
事前に習得したマニュアルにしたがって
適切な操作を行っていく。
福島第一原子力発電所周辺除草作業
この日は双葉町内の集合住宅が作業現場。
移動車両から機材を下ろし、
チームで手分けをして除草作業を行う。
敷地の広い家が多いため、
除草作業に時間がかかることも。
家屋内の片づけを実施することもある。
柏崎刈羽原子力発電所移動の車内
昼の休憩時間になり、
それぞれの作業現場に
散っていた社員たちが
食事のために事務所に戻ってくる。
この日、日本海に面した
柏崎はよく晴れて、
穏やかな空模様。
柏崎刈羽原子力発電所7号機フィルタベント
作業担当者と一緒に検査現場に行き、
原子炉設備の検査準備の様子を確認する。
検査対象はもちろんのこと、周辺に検査対象へ影響を及ぼすものがないか、
検査を妨げたりするものはないかなど、現場に直接赴かなければ
判断できないものについても確かめる。
この設備は以前見たから
大丈夫といった思い込みを
排除して作業を行っている。
柏崎刈羽原子力発電所荒浜高台保管場所
電源車が配備されている場所で車両機能の点検作業や試運転を実施し、
実際に発電ができるかどうかを確認する。
点検用の機材は重量物で、
クレーンを使って配置するため、
十分に声を掛け合い
安全第一で作業を実施する。
この発電所ではほかにも消防車や
ホイールローダーなどの、
多くの車両や可搬設備の管理・メンテナンスを
行っており、
要求された機能を維持できるように日々管理している。
福島第一原子力発電所ALPS処理水 保管タンク
浄化処理され海洋放出前の水を保管するタンクに
穴が開くなどの異常がないかを確認。
複数の作業員で、常に確認を取り合いながら、
着実に業務を進めていく。
福島復興本社
事務所に戻って昼休憩。
この日は同じチームの先輩と。
休憩中の何気ない会話の中でも得られる情報が、
また仕事に活きていく。
柏崎刈羽原子力発電所変電所
発電所から電気を送る窓口が開閉所という変電設備だ。
そこで実施している工事の現場に行き、
工事の進捗状況や
安全に作業が進んでいるか確認する。
併せて翌日以降の作業について
作業員と調整も行う。
屋外の現場では、重機などの大型の機器が
動いているため、
安全第一で作業を進めるとともに、
作業員としっかりと
コミュニケーションを取り、
不安や改善点はないかを確かめるのが重要だ。
福島復興本社執務室
昼休憩の後は報告書作成などの事務作業。
除草のご依頼をいただく住民の方と電話で連絡を取り、
スケジュールを確認することも。
柏崎刈羽原子力発電所防潮堤
退社前に、所内を歩きながら一日を振り返る。
朝一番で書き出したToDoリストの通りに
業務を行うことができたかどうか、
できなかったらなぜできなかったのか。
効率良く仕事をするためにはどうしたらいいのかなど、
日々業務の効率アップを目指す。
迫る再稼働の日を思いながら・・・。
福島第一原子力発電所事務所屋上
報告作業を終え、事務所の屋上から施設全体を見回す。
福島への責任をあらためて噛み締めつつ、
明日の安全を願いながら、一日を終える。
福島第一原子力発電所事務所屋上
報告作業を終え、事務所の屋上から施設全体を見回す。
福島への責任をあらためて噛み締めつつ、
明日の安全を願いながら、一日を終える。
福島復興本社会議室
一日の終わりに、除草作業に携わる
メンバー全員でミーティング。
現場の進捗状況や
今後の作業スケジュールなどを共有しながらも、
プライベートな話に及ぶことも。
細かなコミュニケーションが、
社員同士の信頼を強め
より質の高い業務へとつながっていく。