RECRUITMENT INFO.
SPECIAL02 東京電力の現在地
国際性

海外のお客さまにも
直接電力を供給する
東京電力だからこそできる
事業を世界へ展開

東京電力は、日本国内にとどまらず、水力・風力などの再生可能エネルギー事業や送配電事業を世界のマーケットで展開中。さらに、まちやエリアを丸ごとカーボンニュートラル化するプロジェクトを新たな戦略の一つとして掲げています。東京電力が保有する技術やノウハウを結集し、再生可能エネルギーを安定的・効率的にエンドユーザーであるお客さまへお届けすることを目指しています。

国際性
東京電力ホールディングス

鈴木 誠一

渉外・広報ユニット海外事業 室長

STATMENT 1
東京電力だからこそ
できる事業を世界へ展開
地球温暖化が進む中、世界中の企業がカーボンニュートラルの実現を目指してエネルギー事業への参入を進めています。しかし、その大半は広範にわたるエネルギー事業の一部を切り取った部分的展開にとどまっており、エンドユーザーに責任を持って安定的に電気を供給するための包括的な技術やノウハウ、そして経験を持つような総合エネルギー事業者はほんの一握りなのではないでしょうか。私はここに東京電力の強みがあると考えています。私たちは、発電した電気を、送配電網を通じてエンドユーザーであるお客さまへ責任を持って直接お届けすること、すなわち上流から下流へ一気通貫したバリューチェーンを提供することが可能です。私たちは、ユーティリティ事業者として、カーボンニュートラルに向けた「お客さまのニーズ」に耳を傾け「世の中を変える」という信念を持ち、それこそが使命だと考えています。
東京電力はこれまで、海外事業として、世界各国の再生可能エネルギー事業・送配電事業に対して、投資や技術支援を実施してきました。加えて、新たに展開しようとしているのが、一つのまちやエリアを丸ごとカーボンニュートラル化し、エネルギーの地産地消を実現する「マイクログリッド事業」です。実現に必要な技術やノウハウは太陽光発電などの再生可能エネルギー発電、蓄電池、冷熱供給、EV充電、水素、EMS(※)など多岐にわたりますが、これらはいずれも東京電力ならびにグループ会社各社が得意とするものばかり。当社はその総合力を持って各国のカーボンニュートラルに係る課題に向き合い、ローカルパートナーとともに解決策を模索することを通じて、国内市場から海外市場へと活躍の場を広げ収益源を拡大して「福島への責任」を果たしていかなければならない。私はそうした強い思いで海外事業を加速化しています。
(※)EMS(エネルギー・マネジメント・システム)
ある特定の施設内やエリア内のエネルギー需給状況を見える化し、エネルギー利用の最適化を図るシステム
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STATMENT 2
kWhビジネスから
設備サービスへの変革
CO₂をより低コストで削減するためには、これまでの大規模発電や大規模送電といった「kWhビジネス」だけでなく、電気を利用する需要家側での省エネ・電化・発電(地産地消)などの「設備サービス」による対策がより効果的だということがデータ上で確認されています。東京電力では、国内においてはこのような需要家向け設備サービスに取り組んできましたが、海外でもこれから本格化していきます。まずは需要家向け屋根置き太陽光発電を進めることで、お客さまへの「設備サービスの起点」を持つことにしました。既にタイでは、当社として海外では初めてとなる屋根置き太陽光PPA事業を手掛けております。さらに、カーボンニュートラルに積極的なシンガポールの不動産ディベロッパーとの間で戦略的パートナーシップを結び、工業団地や物流倉庫群などの大規模エリア全体を対象とした屋根置き太陽光PPA事業を2023年よりスタートしました。これにより、アジア・オセアニア地域の各国で計100MW規模の屋根置き太陽光発電事業を実現することとして、「マイクログリッド事業」の足掛かりとしていく考えです。この実現に向けて、タイ・バンコクとベトナム・ハノイにそれぞれ事務所を開設したほか、案件の進捗に応じた他国での開設も検討しております。
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STATMENT 3
熱量を注ぎ込む
私自身は当社に入社して、土木技術者として水力発電所の建設に携わった経験から、個別の技術だけではなくプロジェクト全体をマネジメントしたいという思いを強くしました。海外事業においてこのようなプロジェクトマネジメントに従事することは入社時からの夢であったところ、念願叶い、これまでアジア各国で水力発電などのプロジェクトを手掛けることができました。今後も多くの海外プロジェクトを推進していく方針ですが、当社にはまだまだ海外での業務の経験者が少ない中、ブレーンストーミングを日々重ねながら、メンバーの知恵を結集して新しい取り組みに挑んでいます。どんなプロジェクトも情熱がなければ完遂できません。日々の業務では、自ら陣頭指揮を執りながら協議や交渉の場に臨んでいるほか、プロジェクトメンバー全員に、プロジェクトをやり遂げる熱量を注ぎ込むことも自身の役割として注力しています。私自身の原体験になりますが、2004年に、ラオスの未電化地域への電力供給のために実施された発電所建設プロジェクトに携わり、現地の方々と密に交流しながら建設を推進、完遂しました。夜の闇に初めて電灯がつき、電気を知らなかった子どもたちの表情が一変した瞬間が今も忘れられません。エンドユーザーであるお客さまへの責任を果たすことで得られる誇りを、これからも後進に伝えていきたいと思っています。
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東京電力の現在地 SPECIAL02
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