Cross Talk

1年目の新人たちが手がけている仕事とは?
入社して感じたギャップとは?
入社後のリアルが見えてくる、
若手社員たちの座談会です。

Profile

桐原 明
東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所 第二保全部 原子炉グループ 2021年入社 先進理工学研究科 共同原子力専攻
周 易凡
東京電力エナジーパートナー 販売本部 東京本部 法人第一営業グループ 2021年入社 工学部(建築設備)
谷 萌々子
東京電力パワーグリッド 埼玉総支社管財グループ 2021年入社 経営学部 会計学科専攻
舩橋 知希
東京電力リニューアブルパワー 風力部 プロジェクト推進センター 調査グループ 2021年入社 創造理工学研究科 建設工学専攻

Theme 1

桐原

原子力発電所の再稼働に携わりたいと考えました。エネルギーの海外依存度の高さや脱炭素化を考えると、日本に原子力発電はやはり必要だと思うんです。また、私が生まれ育った関東圏に電力を供給していることも、東京電力を志望した理由のひとつですね。

私は大学で省エネルギーを学びました。その知識をさらに深めて多くの人に貢献するために、エネルギー・インフラ業界を意識するようになりました。東京電力エナジーパートナーは、多くの企業が集中する首都圏を中心にさまざまなサービスを提供しています。私もその一員として自分の技術力を高め、これまでにないサービスの提案や新技術の開発に携わりたいと考えました。

志望理由は大きく2つあります。まず、電力は生活の基盤であること。日本は、災害が多くてエネルギー自給率が低い国です。安く、安定的に電力を供給することで、社会に大きく貢献できると思いました。もうひとつは、東京電力の実直な企業風土。残念ながら、事故や災害への対応を批判されることも少なくありません。それでも絶対に投げ出さず、真摯に進めていく姿勢に共感しました。

舩橋

電力は、生活を支えるインフラとして当たり前のように存在しています。けれど、安定供給のための維持・管理は簡単ではないはずです。数十年にわたって首都圏の電力を守ってきた東京電力には、膨大な技術と誇りがきっと蓄積されている。さらに、脱炭素化に向けた取り組みにも積極的です。特に洋上風力発電事業においては、日本のトップランナーではないでしょうか。こうした東京電力の強さを受け継ぎ、土木技術者として社会に貢献できる人材になりたいと思いました。

Theme 2

桐原

柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けて、安全対策設備の工事に携わっています。福島第一原子力発電所での事故をきっかけに、原子力発電所の運転可否を決める新規制基準が設けられました。それをクリアできる設備の設計と予算確保に始まり、工事発注、工事監理、検査、さらに完成後の引き継ぎや点検計画の作成など、業務は多岐にわたります。また、社内外を問わず、非常に多くの方とも関わっています。安全対策設備の新設には前例がありません。新しいからこその苦労もありますが、それ以上に大きなやりがいを感じています。

地域の方々は、原子力発電所の存在をどう捉えているんですか?

桐原

じつは、そこがいちばん心配でした。発電所に寄せられたご意見をみると、もちろん反対の声もあります。一方で、応援してくださる方も想像以上にたくさんいらっしゃる。発電所としても、地域共生活動への参加やイベントの開催を通じ、少しでも地域との交流を深め、根付いていこうと努力しています。その姿勢が実感できたのは嬉しかったですね。

私は、高圧の電気を使う法人のお客さまに対する技術営業を行なっています。具体的な訪問先は、オフィスビルを持つ企業や大学、病院など。それぞれのご要望をヒアリングしたうえで、最適なソリューションをご提案しています。最近はSDGsやRE100への関心が高く、再生可能エネルギーから生まれたグリーン電力といった、付加価値の高い提案が支持される傾向にありますね。

桐原

周さんは理系の出身ですが、営業に配属されたんですね。

最初はびっくりしました(笑)。でも、とてもいい経験だと感じています。お客さまの業種もニーズも、本当にさまざまです。営業の現場でリアルにそれを知ることができて、すごく勉強になりますね。いずれ技術者として仕事をする時、この経験が大いに役に立つはずです。

私が所属する管財グループは、東京電力が所有する用地の管理を行なっています。私の担当は送変電用地。鉄塔や変電所が建つ用地のまわりに余裕があると、近隣に住む方や民間企業から「駐車場にしたいから貸してほしい」「売ってほしい」という相談をいただくことがあります。そういった場合に契約を結んだり、現地の状況を知るために視察に行ったりというのが主な業務です。

専門性が高そうですね。

不動産に関する法律や専門用語が飛び交うので大変です(笑)。1000万円単位を超える大型の契約だと、特に緊張しますね。けれどそうした業務を通じて、用地という東京電力の資産を、積極的に利益に結びつけることができる。そこにやりがいを感じています。

舩橋

洋上風力発電事業における調査業務に関わっています。事業予定地、つまり風車の建設予定地では、海底地盤の状況や、稼働後に環境に与える影響などをあらかじめ調査する必要があります。私は千葉と北海道の事業予定地において、詳細な調査方法の検討や委託会社の選定などを行っています。銚子沖では、協働関係にある海外企業とも連携を図っています。

桐原

グローバルな仕事でもあるんですね。

舩橋

洋上風力発電については、ヨーロッパが先行していますから。海外企業が持つグローバルな手法や基準と、東京電力が蓄積してきた知見を擦り合わせながら、日本における洋上風力発電事業の基礎を築いている最中だと感じています。

Theme 3

想像していたよりもずっと温かい会社でしたね。先輩はどんなに忙しそうにしていても、相談すれば時間をつくって親身に応えてくれます。また、年次に関係なくアイデアを出し合う「壁打ち」の機会もあります。じつは、入社前に日本の企業物のドラマを見て、「こんなに怖い世界だったらどうしよう」と不安だったんです(笑)。誇張された演出であることはわかりましたが、事実がもとになっているはずだと思ったので……。いい意味で予想が裏切られて、よかったです。

私は周さんとは違って、就活中から優しい人が多いイメージでしたよ(笑)。それでも、面倒見のよさは想像を超えていました。上司も先輩もいつも私のことを気にかけてくださって、質問をすれば倍以上の答えが返ってきます。勤務中でも、おやつをくれたり適度な雑談を挟んだり、アットホームな雰囲気があることにも驚きましたね。もっと静かで淡々としているのかと思っていました。ただ、これは部署によると思いますが、私の職場は思ったよりもベテランが多い印象です。全社的にはDXなどの新しい動きが進んでいますが、年齢が高めの職場では、若手の私たちが意識して牽引していったほうがいいのかなと感じますね。

桐原

発電所にもベテランは多いですよ。社内はもちろん、協働する関連企業に大ベテランが多いイメージですね。とはいえ、新人に厳しいということもありません。質問すれば嬉しそうに答えてくださいます。谷さんの言ったようなアットホームさをこちらでも感じますし、豊富な知識を受け継げる点ではありがたい環境です。

舩橋

洋上風力発電は新しい事業分野なので、その道のベテランがまだいません。問題が持ち上がった時に、上司も含めて誰も答えを持っていないことが珍しくないんです。けれど、試行錯誤を重ねながら解決しようとする柔軟さは相当なものです。長い歴史を持つ会社なのに、凝り固まっていないのは嬉しい驚きでしたね。

ギャップとまではいきませんが、福利厚生が充実していて、しかもちゃんと利用されているのはいいですよね。新入社員の私でも、有給休暇が取りやすいですし。それに、割引で利用できる施設が探すとけっこうあるんですよ。そういった日常的に使える制度も、他社に比べて手厚いんじゃないでしょうか。

舩橋

研修の充実ぶりもすごいですよね。学びとしてはもちろんですが、コミュニケーションの場としてもとても有意義でした。コロナ禍での入社だったので、同期とのつながりが薄くなるんじゃないかと不安でしたが、オンライン研修に救われたところはありますね。

桐原

私は原子力を専攻したのですが、そうではない同期も配属先にけっこういるんですよ。原子力発電所なのに意外だなと思っていたんですが、半年の研修が終わるころ、知識面ではすっかり追いつかれてしまいました(笑)。

別の会社に入った友人たちに尋ねてみると、研修は4月の1か月だけという答えがほとんどです。ところが東京電力では、初期研修はもちろん、業務に就いてからもフォロー研修がたびたびあります。その時のレベルに即したプログラムになっているので、ちゃんと自分が成長しているという実感も強い。東京電力が、いかに若手の成長を重視しているかが伝わってきますよね。

Theme 4

桐原

近い将来で言えば、まずは今の業務をやり遂げて、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を見届けたいですね。その後のことは具体的に決めていませんが、原子力以外の発電所でも働いてみたいとは思っています。さまざまな発電方法の長所・短所を具体的に知り、日本の電力供給はどうあるべきか、自分なりの答えを出すことができたらいいですね。

学生時代から V2X(電気自動車と建物などを相互連携する技術)に興味を持っています。機会があれば、ぜひEV推進室で仕事をしてみたいですね。電気自動車はガソリン車に比べてCO2排出量が削減できるのはもちろん、災害時にモバイル電源として活用できるなど、さまざまな可能性があります。まずは技術営業として経験を積んだうえで、電力やガスのシステム制御について学び、さらに法律の知識も身につけて、入社5年目でV2Xの担当者になるキャリアを描いています。いずれは、V2Xの技術を国内外で広く実現していきたいですね。

先の話になるかもしれませんが、東京電力を社外にアピールする仕事をしたいと考えています。友人に聞いてみると、東京電力というと事故のイメージが強いそうなんです。もちろん、福島への責任はこれからも最優先で果たしていかなければなりません。けれどその一方で、前向きな社員が多く、事業で多くの挑戦を重ねている東京電力の姿もぜひ広く知っていただきたい。そのためには、まず私自身が東京電力にすごく詳しくならないと。会社全体を俯瞰できるような部署で、人脈をつくりながら自社への理解を深められたら嬉しいです。

舩橋

私はそこまで将来を見通せてはいないのですが(笑)、まずは関わっている風車が建つまで風力部にいたいですね。それを見届けることが、いちばんの醍醐味ではないかと思いますから。それから、海外の企業と協働したことをきっかけに、海外事業を通じてグローバルな技術や思考を身につけたいとも思えるようになってきました。世界的に脱炭素化への動きが加速する中、日本はもちろん、海外での洋上風力発電事業や地熱発電事業にも挑戦したいです。

Theme 5

桐原

「やりたい仕事がはっきりしない」という悩みを持つ方もいらっしゃると思います。東京電力は「電力の安定供給」という大きな使命を持つ会社。だからこそ、自分なりのやりがいを見つけやすいはず。先輩や同期に聞いてみても、入社した時点で「これがやりたい」とはっきり決まっている人はほとんどいませんでした。いろんな業務と、いろんな人に刺激を受けながら働くことで、めざすキャリアが見えてくるのではないでしょうか。

私は「将来、多くの人に貢献しているという実感が得られそうか」を判断基準に企業を選んでいました。同じような考えを持つ方は、ぜひ東京電力を選んでください。桐原さんが言った「電力の安定供給」はもちろん、東京電力はさまざまな新規事業にも挑んでいます。安心で快適なくらしを提供するための挑戦は、自分自身の成長にも大きく役立つと思います。

私は都会の夜景が大好きです。ビル街の灯を見ると、人の温もりを感じて安心します。私自身が電気を送っているわけではありませんが、間接的であっても、温もりや安心感を届けているのかもしれないと思うとやりがいを感じます。スケールの大きな仕事をしている実感も湧きます。文系の方だと、電力という分野に壁を感じてしまうかもしれません。でも、必要な知識は入社後に1から教えていただけますし、むしろ仕事の幅がとても広いので、文系でも輝ける場がたくさんあります。キャリア形成に決まったレールもなく、自分のやりたいことを叶えやすい会社だと感じています。積極的に学ぶ姿勢と、生活の基盤を支えたいという想いさえあれば、きっと活躍できると思います。

舩橋

みなさんが言う通り、東京電力は自分が進みたいキャリアを目指せる会社だと思います。私は土木系の入社ですが、原子力、水力、風力など、幅広い分野に可能性を感じています。一方で、特定の領域を極めている先輩も多くいらっしゃいます。また、それぞれの生活に沿った働き方を選択することができるのも魅力的です。自分が描くキャリアスタイルとライフスタイル。その両方を叶えることができる会社として、お勧めしたいと思います。