#01Challenge Interview
RENEWABLE ENERGY

挑戦インタビュー 再生可能エネルギー

未来

再生可能エネルギーで、
東京電力の価値を最大化する。

PROFILE

東京電力ホールディングス
リニューアブルパワー・カンパニー 戦略室
正木賢志
理工学研究科 博士前期課程 電気工学専攻
※部署名等は取材当時のものです
2011年入社。山梨、福島、神奈川の水力発電所で維持管理及び運用に関わったのち、現職。再生可能エネルギーを通じて東京電力の価値を最大化するため、幅広い業務に関わっている。

「魅力的な電気」をつくり、新たな事業分野にも挑む。

私が所属するリニューアブルパワー・カンパニー(※)は、その名の通り、再生可能エネルギーに特化した部門です。電力の買い先を自由に選べるこの時代に、お客さまに選ばれる「魅力的な電気」をつくること。そして、これまでに培ってきた技術力や開発力をもとに、海外や異業種に対する発信を強化し、事業の新しい柱を築くこと。このような取り組みに、私は経営企画に近い立場として携わっています。

※2020年4月1日より「東京電力リニューアブルパワー」として分社化され、事業開始

再生可能エネルギーの導入状況 東京電力グループ全体としての数

水力発電

発電所数:164
合計最大出力:9873410kW

風力発電

発電所数:2
合計最大出力:2770kW

太陽光発電

発電所数:3
合計最大出力:3万kW

クリーンエネルギーへの需要に、的確に応える。

再生可能エネルギーの2本柱は、現在のところ「水力」と「風力」です。洋上風力発電の開発がこれから本格化する「風力」に対し、東京電力の「水力」には長い歴史があります。当社最初の水力発電所ができたのは、じつに約120年前。その後、電力需要の急増とともに発電の主体は火力などへ移りましたが、「CO2フリーの純国産エネルギー」という水力の長所がいま、改めて注目を浴びています。国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」を経営に採り入れる企業が増える中、「クリーンに生み出されたエネルギーを使いたい」という声はご家庭からも多く聞かれるようになりました。また、「地元でつくられたエネルギーを使いたい」という、いわば「地産地消」への需要も高まっています。

こうした状況のもと、東京電力のサービスにも新たなメニューが加わっています。東京電力エナジーパートナーが提供する「ふるさとでんき(アクアプレミアム・アクアエナジー100)」はその一例。当社の水力発電所でつくられる電気を一般のご家庭や企業などのお客さまに提供することで、環境と地域、ふたつの貢献を両立させるものです。こうしたサービスをさらに広げていくために、キャンペーンなどの施策を東京電力エナジーパートナーとともに立案しています。

若い事業を、若手の力で。

水力発電所の建設と維持には、高度な技術が注ぎ込まれています。それが約120年間にわたって蓄積されているノウハウを活かしたコンサルティングは、ビジネスとしてはもちろん、社会への新しい貢献手法としても期待されています。現在は、国内外問わず、コンサルティングの可能性を見据えて、相手先との交渉を始めたところ。ジャンルは発電所だけにとどまりません。たとえば建築や土木のノウハウを、道路やトンネル、橋梁といったインフラに活かすこともできるはず。そのような可能性も、グループ会社とともに探っているところです。

再生可能エネルギーは、発電だけにとどまらず、企業価値を総合的に高めていくためのさまざまな可能性を秘めています。その可能性を具現化するために、今も多くの社員たちが奮闘を重ねています。これは私たちの部門に限ったことではありませんが、その中心にいるのは若手たち。激変する市場環境にあって、新たな事業を一刻でも早く生み出し、軌道に載せるために走り回っています。2020年4月1日から事業開始する「東京電力リニューアブルパワー」のマークは、自然の恵みを思わせるグリーン。そのイメージ通りに、若い力を最大限に活かしながら、これまでにない価値を次々に芽吹かせていきたいと思っています。