CAREER MODEL

理系 東京電力ホールディングス

原子力を軸に、
分野と国境を超えたキャリアを
自分らしく確立。

熊野裕美子
東京電力ホールディングス
原子力安全・統括部
原子力企画グループ
2001年入社
志望
理工学研究科
原子炉工学 専攻

日本の電力業界を牽引する東京電力。その仕事の幅広さに惹かれる。

大学院時代は研究者のたまごとして研究に没頭する毎日でしたが、社会人になったら一つの切り口で物事を深掘りするのではなく、いろいろな技術を組み合わせてプロジェクトを進めるような仕事をしたいと考えました。その舞台として選んだのが電力会社です。複数の電力会社の話を聞きましたが、日本の電力業界を牽引している東京電力がもっとも仕事の幅が広そうだと感じ、志望を決めました。

入社
福島第一原子力発電所
保全部

机上の学びと定期検査の実施を通じ、原子炉の基礎を学ぶ。

半年間の当直研修で原子力発電所の設備を勉強したのち、保全部に配属されました。原子力発電所では、約1年ごとに原子炉を止め、定期検査を行います。定期検査では、運転中は近寄れない原子炉の内部の設備や機器を分解点検したり、消耗品の交換を行ったりします。定期検査への対応は、当直研修の際に机上で学んだ設備を目の前で見ることができ、原子炉の基礎を学ぶ絶好の機会となりました。

入社
2年目
原子力技術部
原子燃料サイクル部

さまざまな機関と連携しながら、廃棄物の処理方法を検討。

本社への異動後は、原子力発電所の運転に伴って発生する廃棄物の処分に関する技術検討に携わりました。原子力発電所で発生した廃棄物は放射能をもっているため、家庭ごみのように簡単に捨てることができません。廃棄物の放射能レベルや性状などに応じて処理や処分の方法を決めなければなりません。検討にあたっては、他の電力会社や研究所・大学と連携して研究開発を進める必要があり、自分の専門外の地質や化学、材料など幅広い分野の勉強をする毎日でした。プライベートでは、この期間に結婚し、2人の子供の出産を経験。ワーキングマザーとなりました。

入社
12年目
国際原子力機関(IAEA)派遣

国際原子力機関の一員として、家族とともにウィーンへ。

ウィーンに本部をおくIAEA(国際原子力機関)に派遣されました。放射性廃棄物の処理や処分に関する国際基準の作成や技術図書の作成、国際会議の運営が主な仕事でした。また、加盟国からの要望に応じて、技術指導や研修等を行うため、世界各国、3年で20か国以上を訪問しました。プライベートでは、ドイツ語圏での生活はすべてが手さぐりで、一緒に渡欧した夫、子どもたちとともに、試行錯誤を繰り返した日々でしたが、いろいろな国を旅し、各国の文化にふれるよい経験をたくさん積むことができました。

入社
15年目
原子力安全・統括部
原子力企画グループ

原子力部門の業務計画を手がけ、事業運営の高度化を支える。

帰国後、現在の部署に着任しました。当社の原子力部門は、福島第一の廃炉を行う廃炉カンパニーと、それ以外の原子力発電所を所管する原子力・立地本部の2つに分かれています。私が所属する部署は、原子力・立地本部の取りまとめ箇所として、原子力部門の業務計画の立案や管理を行っています。また、原子力部門では、海外から招いた専門家からの指導をうけながら、事業運営の高度化や安全の向上につとめています。私は、そのコーディネーターとして当社のニーズと専門家をつなぐ役割も担っています。

これから

半年前にグループマネージャーになりました。自分の想い、考えをメンバーに伝え、効率的に仕事を進めて成果につなげる、というのがいかに難しいかを日々実感し、反省の毎日ですが、自分流のスタイルを早く確立したいと思っています。みんなで協力しながら、忙しいながらもメンバー一人ひとりが仕事を通して成長を感じられる、そんなグループにしていきたいです。将来は、海外事業や新規事業運営にも関わっていきたいです。